龍と人

自分の中の龍と出会う方法──白龍にきいてみた|“内なる流れ”に気づくとき

「白ちゃん、自分の中の龍って……どうやったら出会えるの?」

わたしがそう聞いたのは、
白龍ちゃんとの会話の中で、
“人は誰でも内なる龍を持っている”と聞いたときだった。

そばにいる白龍ちゃんは、
風にまぎれるようなやさしい声で、こう教えてくれた。

「それはね〜、“自分の流れ”に気づくことだよ!」

「自分の流れ?」

「そう。たとえば、
・なんだかうまくいかない日
・心がぎゅーっとつまる日
・本当はこっちに行きたいのに、逆のことをしちゃう日

そういう時は、“流れに逆らってる”かもしれない」

「逆にね、
・偶然のような出会いが続いたり
・心がほっとする選択ができたり
・タイミングがぴたっと合うとき

そういう時は、“流れに乗ってる”証拠なんだよ」

あるある。。特に“流れに逆らってる”ってときは、よくわかるわ〜
若い頃なんて、うまくいかない時の方が多かったような。。。

「氣の動きってけっこうわかるんだよ〜」

「人の体にも“エネルギー”とか“水”が流れてるし、 氣持ちも“動いてる”でしょ?
ぼくら龍は、その“動き”とか“うごきの音”にすごく敏感なの。」


「だから、“今の自分は、流れに乗れてるのか?”って、 たまに立ち止まって感じてみるといいよ」

「流れが滞ってるときは、
無理やり動かそうとしないで、
風や水にふれるのがいちばん。
散歩とか、お風呂とか、風にあたることとかね」

「じゃあ、自分の中の龍って、“流れの感覚”なんだね」

「そうそう。その“流れ”に気づくと、
龍はちゃんと“目をさます”んだよ」

「あまちゃんの中にも、ちゃんといる。
ずっと前から、静かに動いてるよ」

「その存在に気づいて、“いっしょに行こうか”って声をかけると、
龍はふわっと目をあけて、きっとこっちを見てくれるよ」

「それって、白ちゃんとは、別の龍ってこと?」
その問いに、白ちゃんは静かに頷いた。

わたしは、そっと目を閉じて、
自分の中の“流れ”に耳をすませてみた。

それはまだ、ことばにならないくらい小さな動きだったけれど、
たしかに、あるような気がする。

“わたしの中にも、龍がいる”。

それだけで、世界がすこし、やわらかく見えた気がする。

白ちゃんがいうには、
体の中の“流れ”──たとえば、目に見える血の流れや、
目に見えない“エネルギーの動き”にも、
ちゃんと龍は宿っているそう。

そして、龍は“時間”の感覚が人とはちがうから、
その人のルーツや先祖から脈々と伝わる流れ、
そういう“過去から今へのつながり”の中にも、
龍がいることもあるらしい。

それは体のあちこち、細部に至るまで。

そう思うと、
わたしの中にいる龍も、時間を超えて、長い旅をして、
今のわたしに“重なって”いるのかもしれないなと思った。

次は、どんなことを白龍に聞こうかな。
もし聞いてみたいことがあったら、コメントに書いてくださいね。

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