裏のもり

第3話:家族を守る ─ 異界とのお付き合いの作法シリーズ

正直に言うと、私はけっこうズボラです。
玄関の片づけも「ま、いっか〜」って後回しにしがち。
でも、そういう時に限って夫が帰ってきて「今日ちょっと重くない?」なんて言ってくるんですよね。
(内心「ごめん、サボった…」ってなってます笑)

そして、我が家でいちばん“感じる”のは、実は長女。
よく「座敷童ちゃん」と交流しているんです。
こないだも「今、部屋の天井の近くにいるよ」って教えてくれました。

私はすかさず聞きます。
「怖い感じ? それとも、びっくりしただけ?」
すると長女は「うーん、ちょっと驚いたけど、怖くないよ」って。
その直感って、子どもの方がずっと敏感なんです。

我が家では、無闇に怖がらないことを大事にしています。
「大丈夫、ここは安心できる場所だからね」って、軽く声をかけておしまい。
それだけで、ふんわり空気が変わるんです。

結局のところ、家族を守るって、何か特別な儀式をするよりも 家の空気感を整えておくこと
イライラ、ピリピリ、どんよりしていると、見えない世界の存在たちは敏感に感じ取って寄ってくる気がします。
逆に、キャッキャ、ピカピカ、ふんわり、あったか〜い空気には、やさしい存在が集まってくる。

いえ、実際は、人間らしい喜怒哀楽を響かせておいたらいいんです!
怒ってても、大泣きしてても、それこそが生きるエネルギー。
だからキラキラ素敵な家庭〜って演出なんてなくてもOK!

我が家はいっつもワイワイギャンギャン(汗)
「生きてる〜」って感じです。

そして、私はズボラでも(笑)、

  • 「おかえり」「おつかれさま」と声をかける

  • 子どもの「なんか不思議」を受け止める、重くしない

  • 笑い声を響かせる

これを意識しています。

そんな小さなことが、家族のいちばんの結界になっているんだと思います。

それが、あまねく杜らしい「家族を守る」作法です。

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